ロシアは中国と戦争にする?

新型コロナにかかってしまい、記事書かずにいました。

 

さて、ロシア極東についての情報です。

ブラゴヴェシチェンスク市、アムール州の州都となる都市ですが、街の中心部にあるコマーシャル用大型液晶画面にロケット攻撃を受けた場合どうするかについての手順が流れているとのことです。

ブラゴヴェシチェンスク市に攻撃があるとしたら、中国側からしかありません。となるとロシアは中国と戦争することを考えていることになります。

そうなのかな?

 

さて、考えられる原因は2つあります。

1つ目、本当に中国との戦争を考えている

2つ目、ロシア分裂を防ぐ

 

1.中国との戦争の場合、

以前、習近平中央アジアの国々に対して、万が一のとき中国はそれらの国を守ると言っています。すなわち、例えばカザフスタンへロシアが侵攻した場合、中国が後ろ盾となり、カザフスタンを支援することになるのです。ロシアと中央アジア各国から外交は決裂しても良いくらいスムーズに行っていません。そのため、ロシアが中央アジアの国と戦争を起こし、中国と関係悪化し戦争になる可能性はあります。

しかし、このシナリオは現実的でしょうか。ウクライナは勝利まで戦争を止める気配がないため、ロシアは他の国と戦争するどころか、今の戦争をやっと行っている状況です。

 

2.ロシア分裂を防ぐ

私としては、こちらの原因が大きいのではと考えます。

まず、極東の現状ですが、ロシア人が住んでいるとしてもモスクワから一番遠い地域であり、中央との関係は弱いです。弱いというより、敵対心があると言って良いほどです。というのは、例えば現地の人から見れば、モスクワからトップが指名され、そのトップは利益を全部モスクワに送り込み、現地は豊かな資源ありながら貧乏暮らししているのです。例えば、アムール川は魚が豊富にあり、現地の人は魚をとって中国へ輸出すればそれだけとても豊かに暮らせるのですが、モスクワ指名のトップは漁業にクオートを設定し、現地の人が生きる最低限レベルの魚しかとれません。その上、そのトップは漁業会社を作りとり放題、利益の一部モスクワへそして残り全部自分に。。。

もし、現地の人が法律無視してクオート超える量の魚とれば、罰金そして刑務所へ。ロシア国境警備隊が中国側ではなく現地人に対して目を光らせていてすぐに捕まる状態。

極東では、漁業以外にあまり事業がなく、現地の人は、生活するために役所トイレ掃除くらいしか仕事がなく、非常に貧しい生活しています。若い人はここから抜け出す出口は軍隊。。。ウクライナ戦争へ。

ブラゴヴェシチェンスクからアムール川を挟んで中国の街が見えます。だんだん高層ビルがたち、人々が豊かになり、高級車に乗ってレストランで美味しい料理食べて楽しんでいるのが300メートル先に見えます。

東アジア地域が発展し、豊かになって行くのが見ながら、自分らは奴隷のような生活しているロシア極東の人々からすれば、少しでも可能性あればモスクワとの関係を断ち切る土台はできています。

このような状態をモスクワは武力で保持しています。

しかし、もしロシアがウクライナに負けることになれば、もしロシアの政治統制が失わられば、真っ先にロシアから分裂するのは極東地域なのです。これをモスクワ十分わかっています。となると、ロシアが混乱になったとき、極東地域が分裂しないためには中国脅威を今から報道しておけば、中国に攻撃されるとの恐怖で分裂せずに残る可能性はあります。

そのためのロケット攻撃のときの手順をブラゴヴェシチェンスク市で放送しているのでは。