むかしむかし

むかしむかし、シベリア北部の沼地にある民族が住んでいました。とても貧しく、宗教もなく、もちろん読み書きもできません。食料の少ない時期に共食いもしてしまうようなとんでもない非文明的な民族です。

その民族を沼地から引っ張り出し、農業を教え、宗教も教えたのがウクライナ人です。

その民族はその内小さな街を作りました。モスクワと言う街です。その間、モンゴル軍がウクライナを攻めキエウを占拠し、ヨーロッパへ戦争しに行きます。

しかし、小さなモスクワでは非文明時代の血が騒ぐのか度々混乱が起き、何度もモスクワを燃やすなど、モンゴル軍から見れば不安定なところでした。それでモンゴル軍最小単位10人の軍人をモスクワへ派遣します。モスクワの中心街アルバト(モンゴル語で10人軍の意味)ができます。10人で街を管理するには手っ取り早く武力行使します。裁判など長引いていては、街を平和にできません。誰かが混乱を起こそうとすると捕まえて刑務所へ、それでも収まらない場合、即死刑。

逆に、混乱起こらなければどうぞ好きに生活してくださいよの状態。

これが今でも続いているモスクワの方針です。政権が何をしてもいいのです。その代わりおとなしい国民はノータッチにしてちょうだいよ。これが書かれていないロシアの法律。すなわち、プーチンとその側近は国のお金を盗んでもOK、政治的競争相手を殺してもいい、他国と戦争しても大丈夫、ただし、おとなしい国民には手を出さないこれで全部丸く収まっていたのがロシアです。

しかし、徴兵は。。。これこそロシア国民の意識を大きく変えた事態でもあります。

爆発する土台はできています。わずか10人のモンゴル軍が何とか混乱起こらないように取った手段で800年間以上国として成り立っていたロシアは今度。。。国を燃やすよ。。。どうしたら良いのかよくわかりません。